会社倒産

会社を辞めるなら、1つでも布団を売ってから辞めようと思っていましたが、不思議なもので一つ売れれば、いやいや売るのではなくやる気もでてきました。一戸建て住宅を回っていますと玄関では断っていた40歳前後のご婦人が車のところまでやってきました。事情を聞きますと、小学生の男の子が寮生活しているとの事で、“布団をちゃんと掛けて寝ているのか心配で心配で“という事でした。私はピッタリの商品がありますよという事で、羽布団を売ることができました。ようやく慣れてきたところで、私達の訪問販売の研修はおわりました。残ったのは4人でした。その後、この会社が自社ローンを始めたのが失敗で、多くの不良債権が溜まっていったのです。私達は不良債権の回収業務にまわされたのです。
これはこれで大変な仕事でした。セールスマン達は社会の底辺の人たちに布団を売っていたのです。当然信販会社からローンのOKが出るわけもないので、自社ローンを始めまたのです。23か月経過したとき、残った大卒のメンバーは私ひとりになっていました。そんなとき、本部長から呼び出されました。“この会社はもうすぐ倒産する。次のボーナスをもらったら辞めて、次の会社を捜すようにいわれました。”このことで辞めること決心しました。ただ男気のような感情がはたらき、ボーナス前に退職しました。その3か月後、新聞に和議申請の記事が載っていました。今から思えば、倒産するまで会社にいてもよかったかなと思っています。“この会社の1か月は他の会社の1年に相当する“と言っている上司もいたぐらい波乱万丈の会社でした。今人生を振り返ってこの時の13か月の経験は貴重なものと思っています。

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